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LinuxとWindowsのマルチブート環境の構築は、自己責任で行ってください。
WindowsとLinuxのトリプルブートに挑戦
◇どのLinuxをインストールするか◇
 Red Hat LinuxやTurbolinuxといったような様々なLinuxがありますが、今回はVine Linux(ヴァインリナックス)をインストールする事にしました。VineLinuxを選んだ理由は

 ○Kylixが対応している。
 ○日本語。
 ○フリー版を中心としているような感じがした。
 ○インストールが簡単。


です。KylixはLinux版Delphiのようなものです。レポMakerのLinux版開発を計画しているので(まだWindows版も完成していませんが…)条件の1つとなりました。

◇インストール環境◇
 インストールするのは現在のメインPC

IBM2197-4DM
CPU Celeron733MHz
Memory 256MB - 16MB
HDD 40GB

→詳しくはプロフィール参照

なのですが、問題はWindowsMeとWindowsXPをデュアルブートしていることです。HDDは1台で、下のようにパーティションを分けて使用しています。

インストール前のパーティション
C WindowsMe 約4GB
D DATA 約2GB
E WindowsXP 約34GB

今回はDドライブにLinuxをインストールする事にしました。(しかし、このことが後で問題を起こしてしまいます)

◇インストール用CDの準備◇
 まずはVine Linuxのホームページからファイルをダウンロードするのですが、はっきり言って、どのファイルをダウンロードすれば良いのか全然分かりません。色々調べた結果、ダウンロードするべきファイルが分かりました。

ダウンロードするもの(2004年5月20日現在)
「Vine26r4-i386.iso」


インストールCDを作成する方法は、私が使用しているWinCDR 6の場合、簡単です。

   
CDの種類を「Track Image」にする。

「トラックイメージを挿入」をクリックし、先程FTPサイトからダウンロードしたファイルを指定する。

書き込み

◇実際にインストールする◇
 私のPCの場合、CDからPCを起動する事ができるので、フロッピーディスクの起動ディスクを作成する必要はありませんでした。CDを入れたまま電源を入れると、インストーラが自動的に起動します。

 この先の手順はVine Linuxのホームページ内のオンラインマニュアルに詳しく書かれています。したがって今回の特集ではこのマニュアル通りでは上手くいかなかった部分などを中心に書こうと思います。

 最初にマウスとキーボードを選択する画面が現れます。なんとキーボードの一覧の中に「ラピッドアクセスキーボード」がありました。(勿論これを選択)

 パーティションの設定ですが、「全てのパーティションを保持し、既存の空き領域を使用」をとりあえず選びました。しかしLinuxをインストールするには、フォーマット形式を変える必要があり、さらにインストーラがスワップ用のパーティションを作成した方がいいとメッセージを出してきたので、Dドライブのパーティションを削除して、新しく2つのパーティションを作る事にしました。

 パーティションの設定後、今度はLILOをインストールするか聞かれます。しかしよく分からなかったので、最初は、起動ディスクで起動する事にして、LILOをインストールしないように設定しました。しかし、起動ディスクの作成中にインストーラが停止してしまい、インストール作業を2回やり直しても、作成ができなかったので、最終的にはLILOをインストールする事にしました。

 私の環境の場合、WindowsXPがインストールされていても、WindowsMeとデュアルブートを組んでいるので、「マスタブートレコード(MBR)」を選択しました。

◇インストール完了後…◇
 さてインストールが完了し、PCの電源を入れると、OSの選択画面が表示されます。Linuxを選ぶと、Linuxが起動… しかしなぜかスワップの項目が「失敗」になっています。一応、起動してログイン出来ました。

 一度Linuxを終了し、今度はWinを選び、いつものWindowsMeとWindwsXPを選択する画面でXPを選択しました。が、「….dllが見つかりません…」と表示され起動出来ません。今度はMeを選択してみると、Meは正常に起動出来ました。Meのマイコンピュータでは、XPをインストールしたドライブのドライブレター(A:やC:のこと)がEからDに変わっていました。Dドライブを削除した際に1つシフトされてしまったようです。

 XPの起動の問題はboot.iniを編集する事によって無事に起動できるようになりました。(boot.iniのpartition(3)をpartition(2)に変更)WindowsXPには、最初に割り当てたドライブレターを保存する機能があるので、WindowsXPで起動すると、今までの通りドライブレターはEになっていました。なのでインストールされていたソフトウェアは問題なく使用する事ができます。

◇Linuxでソフトウェアをインストールしてみる◇
 インストールが完了したので、試しに普段Windowsで使用しているOperaをインストールする事にしました。Operaのホームページに行き、Linux版(rpm、QT Static)をダウンロードし、インストールしました。

補足)インストール方法
Kterm(または、コマンドライン)を起動し、

rpm -ivh ダウンロードしたファイルのファイル名

と入力。

 早速Operaを起動してみると、ツールバーの本来「ホームページ」と表示される部分が「ホ+ムペ+ジ」となっていました。(全ての「ー」が「+」に!!)フォントを変更してみましたが、結局正しく表示させる事はできませんでした。その他は正常に機能しています。操作方法もWindows版と同じでした。(2004年06月20日 追記)フォントを変更することで、正しく表示させることができました。

◇Vine Linuxを使用して…◇
 環境に合わせた設定や本来の目的であるKylixのインストールはまだですが、簡単に操作してみた感じでは、動作速度は思ったより速くありません。(ただしOperaの起動はXPより速いです)自作PC完成後、今度はHDDの割り当てる容量を大きくして、再インストールしてみようと思います。

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