BGM プレイヤー Play MediaPlayer
サイト内検索 詳細検索
現在の場所 トップページ > Linux > WindowsとLinux、Solaris10のトリプルブートに挑戦
LinuxとWindowsのマルチブート環境の構築は、自己責任で行ってください。

WindowsとLinux、Solaris10のトリプルブートに挑戦

はじめに

4月に導入した新マシンはAthlon64 3000+を搭載しています。この時(4月上旬)はまだWindowsXP Professional は発売前。せっかくなので64bitに対応したOSをインストールしようとSolaris10とSUSE Linux9.2(FTP版)をインストールすることにしました。共に各メーカーのHPからダウンロードできます。

インストール

 今回は何もOSがインストールされていない状態からの作業です。WindowsXP ProfessionalはOEM版、SUSE LinuxとSolaris10はDVD版を使用しました。9以前のSolarisのマルチブートを紹介したページを見る限りでは、インストールするのに特殊な状態が必要なようです。

 まずはパーティションですが、Solarisの起動には基本領域が必要になります。Windows用Soalaris用SUSE Linux用の3つの基本領域を用意しました。念のため、Solarisを先頭パーティションにインストールできるように、KNOPPIXのfdiskで先にパーティションを切ってしまいました。

 最初にインストールしたのはWindowsXPです。(一度用意したパーティションを消す必要がありましたが)普通にインストールすればいいので、特に大変な作業ではありません。

 さて次はSUSE Linuxです。すぐにインストールできると思いきや、ディスプレイに何も映らなくなりました…。結局テキストモードでインストールしたのですが、その後パスワードの設定のところで固まってしまいました。Grubのインストール先はSUSE Linuxをインストールするパーティションの先頭にしておきます。

 とりあえずSUSE Linuxは置いておいて、Solarisのインストールをしました。こちらも、テキストモードでインストールしないと、ディスプレイの問題?で画面に何も映らなくなりインストールできませんでした。途中、色々と設定する項目がありますが、自動選択されているディスプレイのリフレッシュレートが接続している物で使用できないため、ノート用液晶ディスプレイを選択しました。インストール先は手動設定を使って指定する必要があります。

 かなり省略気味ですが、詳しく紹介しているサイトがあるのでそちらを参考にしてください。

 インストール後、やはりドライバーがないためか、ネットワークとサウンドが使えません。この辺りはこれから調整していくつもりです。

 Solaris10のインストール後何度かPCを再起動していると、なぜかSUSE Linuxのパスワードの設定ができるようになっていました。この先でデバイスの設定などをするのですが、グラフィカルモードをONにすると、表示のテストの段階でフリーズしてしまいました…。再起動するとテキストモードでログインできるようになったので、まぁいいかと…。ネットワーク等はやはり利用できないので、nVidiaのHP(日本語)からLinux用ドライバーをダウンロード…。GeForceのドライバはYaST(管理ツール)の自動アップデートを使えと書いてあるので、まずはnForce用のドライバーをインストール…。そして再起動…。IPアドレス取得失敗…。使っているマザーボードには2つのLANが搭載されているので、駄目だろうと思いつつ、もう一方(Marvell Yukon 88E8053)のドライバーを捜してみました。HPに行くと…Linux用ドライバーを発見!!インストールして再起動すると、無事ネットワークに接続できました。

 YaSTを使ってUpdateを実行し、sax2コマンドで設定を立ち上げてみましたが、またもやフリーズ。リフレッシュレートを指定しても駄目でした。そこでnVidiaのHPに戻り、nV News Forumsから最新版(日本語サイトにあるものは古かった)のドライバをダウンロードし、nVidiaのSUSE Linux用説明書を熟読してみると、sax2コマンドに付けるオプションが書いてありました。その通りに実行すると無事に設定が完了し、startxでウインドウが立ち上がるようになりました。

 nForce用ドライバの最新版もダウンロードしインストール後YaSTのネットワークの設定でKernelModuleをnvnetに設定すると、nForce4のネットワーク機能を使えるようになりました。説明書を読むことは大切です…。

OSの切り替え

Solarisをインストールすると、Solarisのブートローダーが起動するようになります。しかも自動起動がSolarisなので不便です。前のようにWindowsNTの起動するOSの選択を使うために色々試してみた結果、次のようにすると上手くいきました。

  1. ddコマンドでSolaris10のインストールパーティションの先頭512バイトをコピー
  2. XPの回復コンソールでfixmbrを実行し、MBRを元に戻す。
  3. FDISKでWindowsのインストールパーティションをアクティブにする。
  4. 1.でコピーした物をSolaris10.unxなど適当な名前でWindowsのパーティションに保存
  5. boot.iniに登録する。
  6. 詳しい操作は以前の記事を参考にして下さい。

その他、簡単なまとめ

  • Solaris9以前ではSolarisのファイルシステムがLinuxSwapと認識されてしまうようですが、Solaris10ではこのようなことはありませんでした。
  • GrubでOSの切り替えをする場合、Solaris10の設定にmakeactiveが必要です。
  • nVidiaのドライバを導入する場合、ただインストールプログラムを起動するだけではなく、他にしなければいけない事があるので、説明をしっかり読んで下さい。説明にはSUSE Linux用の項目があるので、その通りに操作すれば上手くいきます。
  • 作業をしてから、記事を書くまでに時間があったので、記憶違いなどがあるかもしれません。間違い等がありましたら、管理人室掲示板までお願いします。
  • この記事は速報版(一応)なので、そのうち続きを公開することになると思います。
  • いつものことですが、マルチブート環境の構築は自己責任で行って下さい。

-関連記事-
WindowsとLinuxのトリプルブートに挑戦 1
WindowsとLinuxのトリプルブートに挑戦 2

Copyright(C) 2005 Fintake, All rights reserved.